人生最初のターニングポイント(“田舎の5年生が目覚め始める瞬間”編)

  1. PDCA

前編は身体的な記憶が多く占めていましたが、本編は脳内にインパクトが強くたまに夢に見るものです。これをうまく伝えられればと。


余談ですが、以下は、九州大会で準優勝した際の記念写真です。 前編の余韻をひきずってまして。。。

左端が、名前を聞いただけで震え上がる“ヒダカ先生”です。いかにも空手の有段者って雰囲気ですよね。さて私はどこにいるでしょうか。※ちゃんとユニホームを着ていますよ(笑)。副キャプテンですから。


では、本編に戻ります。

ご注意:以下の「」内は、鹿児島弁の抄訳です。 可能な限り翻訳しました。

短めのアフロヘアの家庭教師“シュウジ”兄さんの個人授業が始まりました。

ソフトボールの猛練習から帰宅後、お風呂に入ってクッタクタな体で、21時ごろ台所のテーブルで一人晩御飯を食べていました。そこにこの家の住人のように、ふらっ~ ~ っとドアを開けてシュウジ兄さんがに入ってきました。隣の茶の間で親父とお袋がテレビを見ていましたでしょうか。。疲れやプレッシャーでストレスが溜まっていて、ヒダカ先生の猛練習の辛さを、あーだこーだ話しながら食べていたと思います。ようやく食べ終わったときだったでしょうか。 シュウジ兄さんが、本題を振ってきました。

シュウジ兄さん: なんか知らんどん、勉強をがんばったっちね「何かわからないが、勉強を頑張ろうとしているんだってね」。よかこっじゃ「良いことだ」! でもよ、ないごて急に勉強をばしようとおもたとよ「でもよ、何で急に勉強をしようと思ったのか?」

この前、U君から言われたこと、すごく惨めで悔しい思いをしたことを切々を話した。そして、最近のダメダメなテスト、通知表も見せましたた。居残り授業も何回か受けたことも話しました。シュウジ兄さんは、 たた頷くだけでした。

シュウジ兄さんの話で、 ここから目覚め始める。

通知表の体育が5であることを褒めた後だったでしょうか。小さい声で気持ちを込めて、ゆっくりと丁寧に話始めました。

シュウジ兄さん: ほかんしーには、だいにも言うなよ「他の人には、誰にも言うなよ (真面目な雰囲気で) 」。スポーツがでくっと格好よかからモツっけど今ばっかいよ。じゃっどん、勉強をすれば、これからチャンスや可能性がわっぜい広がっし、よか会社にはいごっがなっよ。給料もよかし。こげんな男にね、よかーっおんなん子がファーっとついて来っとよ。おいみたいに「スポーツができればモテるけど今だけよ。でもね。勉強をすれば、これからチャンスや可能性が凄く広がるし、良い会社に入社することができるよ。給料もイイ。このような男にね、美人が自然に寄っていてくるんだよ。俺みたいに」

私:。。。(真剣)

シュウジ兄さん: ワイ(私)のお父さんは、期待しちょっど「お前のお父さんは、期待しているよ」。借金してでも大学に行かすって話ちょったど「借金してでも大学に入学させたいと話していたよ」

凄く大学に行きたくなっていた。その当時の社会事情も話してもらい視界がグワーッと広がった感覚だった。この頃から、自らニュースを見始めたり、新聞を読み始めたりしたと記憶している。特に印象に残っていたのは親父の気持ちで深く心に刺さった。話を聞いて勉強する目的を知った瞬間だった。要約すると以下のような話だったと思う。

  1. どん底でも頑張れば、チャンスが巡ってくる
  2. 勉強し大学に入れば、チャンスや可能性が凄く広がる(学歴社会)
  3. 多くの収入が入る
  4. 美人と結婚できる可能性が高くなる
  5. 親孝行できる

今だから回想し書くことができるのですが、目先の目標も大事、加えて意識を将来に置いて夢をイメージすること、勉強に対する意味付けを大切にすることだったりを教えてもらったように思います。

話を聞いた後、U君の存在が不思議とだんだんと小さくなっていった感覚を覚えています。

シュウジ兄さん:先ずよ自分の武器はなんよ「先ず自分の武器は何よ」?U君に勝つんじゃなくて、先ず一教科を武器にすっが「U君に勝つんじゃなくて 先ず一教科を武器にしようかね」。なんの教科が好きね

私:。。。算数。

シュウジ兄さん: 算数!よしっ!頑張っが「頑張ばろう」!

算数の教科書をもってこさせ、習っているページを指さす。そしてシュウジ兄さんがそれを手に取り、ペラっペラっと読んで何かを喋ったんです。はじめて聞く単語だったので、3回は聞き直しましたかと思います。

シュウジ兄さん:これは、“れんりつほうていしき”じゃんね「 “れんりつほうていしき”だね」。

は?れんりつほうていしき?教科書のどこに?

シュウジ兄さん:武器を持ちたいんだろ!

私:はい!

“ぶんとへ「全くダメ 」”な小学生が、ここから、えっくす(x)、わい(y)、いこーる(=)とかいう単語を覚え始めるんですね。

恥も外聞もなく。しゃべってくれないので女子達もビックリ!

そして、学校では、それを見たU君は “ぶんとへ「全くダメ 」”な小学生を勉強で意識し始めるんです。。。おかしな話ですね。

あと次回で完結するように考えますね。

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